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愛礼和通信

RSウイルスについて

2017年10月24日

松前内科医院

こんにちは
看護師  武田です。

今回は、RSウイルスについてです。

RSウイルスは、乳幼児の代表的な呼吸器感染症です。

秋~冬に流行し乳児の半数以上が1歳までに感染、ほとんどの子が2歳までに感染  
その後も繰り返し感染しますが3歳以降の重症化は稀で、
大人では「咳の頑固な風邪」として経過します。

〈潜伏期間〉4~6日

〈症状〉   鼻汁、咳、発熱など
              3割程度の人が咳の増強、呼気性の喘息
                (ゼイゼイする)多呼吸など現れます。
              心肺に基礎疾患がある小児は重症化しや
              すい。
               新生児は呼吸がしにくくなり呼吸困難を
               起こす可能性があるので要注意。

〈感染経路〉 咳やくしゃみによる飛沫感染
                      唾液や鼻水が付着したものを触れる
                      接触感染

〈検査〉   RSウイルス抗原検出迅速キット
               (当院も使用)


〈治癒〉   数日~1週間
              咳など長引く場合  3週間程

〈薬〉   RSウイルスを退治する特効薬は(日本には)ありません。
            咳き止め、痰を切る薬、鼻水を止める薬など対症療法が中心です。

〈予防〉  手洗い、うがい