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愛礼和通信

骨塩定量検査について

2018年04月17日

松前内科医院

お久しぶりです。一宮市にある医療法人愛礼会松前内科医院の放射線技師の谷口です。

本日は骨塩定量検査についてお話します。

 

骨塩定量検査とは

骨塩定量検査と聞くと何のことかよくわからないと思いますが、骨密度検査と聞けばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。「骨密度」は、骨の強さを判定するための代表的な指標です。骨密度検査では、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。骨密度は若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかで表されます。

骨密度検査測定

骨密度検査にはいくつかの種類があり、DXA(デキサ)法、超音波法、MD(エムディ)法があります。

DXA法とは、エネルギーの低い2種類のX線を使って測定。

全身のほとんどの骨を測ることができます。 一般的に腰の骨(腰椎)や

脚のつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測して表わされます。
超音波法とは、かかとやすねの骨に超音波をあてて測定します。

骨粗しょう症の検診に用いられることが多く、X線を使用していないため、

妊娠中の方でも測定することができます。

 

MD法とは、X線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、

骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定します。

診療所などで容易に計測できるため、普及しています。

当院ではMD法を使用しております。骨密度の低下により

大腿骨頸部骨折などその後の生活にも影響の大きな病気にもつながりますので

気になる方は調べてみるといいかもしれません。