2017年09月26日
松前内科医院
こんにちは。看護師の竹下です。
今週は認知症についてのお話です。
9月21日は「世界アルツハイマーデー」でした。
日本では65歳以上の約10%が認知症だといわれておりその数は
年々増加しています。
認知症の中でも最も多くの割合を占めているのはアルツハイマー型認知症です。
主な症状として、物忘れや記憶障害、感情が不安定になる感情障害、
徘徊といった行動などがあります。
よく言われる物忘れには加齢によるものと認知症が原因のものがあります。
加齢による物忘れは脳の老化が原因で進行性はなく日常生活に支障をきたすものはありません。
認知症は脳の神経細胞の急激な破壊により進行性があり日常生活に支障をきたします。
認知症の発症の予防にはバランスの良い食事を摂取することはもちろんのこと
、脳を働かせることが効果的です。
適度な有酸素運動をすること、
計算をしたりパズルをしたり、人とよく話すことなどを意識されるとよいです。
肥満や糖尿病、喫煙は認知症の発症リスクを高めるといわれています。
糖尿病以外にも高血圧症、脂質異常症も将来の認知症を
発症させやすくなることが明らかになっています。
今のうちから生活習慣病の予防も兼ね生活の見直しをしましょう。