新型コロナウイルスに関する新着情報

新型コロナウイルス感染症の治療薬であるゾコーバ錠が処方可能となりました。

新型コロナウイルスに関する新着情報

松前内科医院では、11/28からゾコーバ錠が処方可能となりました。


ゾコーバ錠は、投与対象が12歳以上の新型コロナウイルス感染患者で、軽症の段階から服用できる薬です。
これまでの薬は、重症化するリスクが高い患者を対象にしており、重症化リスクの低い患者は、対象外でした。
ゾコーバ錠も、これまでのパキロビッド、ラゲブリオと同様、緊急承認の薬であり、投与を受ける前に、適格性チェックと同意書へのサインが必要です。


〇効果や副作用
発症から3日以内に服用を開始すると、オミクロン株に特徴的な咳や喉の痛み、鼻水・鼻づまり、けん怠感、発熱・熱っぽさの5つの症状すべてが7日前後でなくなり、症状が出ていた期間がおよそ24時間短縮されたとしています。
投与は1日1回、5日間行われましたが4日目の段階でウイルスの量が偽の薬を投与された人に比べて30分の1程度に減り、重篤な副作用はなかったとしています。
〇服用できないケース
一動物実験では胎児に影響があったことから、妊娠中や妊娠の可能性のある女性は服用できないほか、併用禁忌薬(飲み合わせの悪い薬)が36あり、慢性の病気の治療で薬を服用している場合には服用できない場合があります。

投与可能な対象の方であっても、自然治癒される方もあり、これらの抗ウイルス薬の内服が必ずしも必要でない方も、実際には多いと思います。
松前内科医院では、患者様の状態を見極めた上で、内服治療の必要性を適切に判断するように心がけています。

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