胃がん検診を受けましょう
胃がんは昔から日本人に多いがんであり、現在も罹患率では一位となっています。研究が進んでおり、早期発見することが出来れば、90%が治癒できるようになっています。それでも胃がんによる死亡者数は年間5万人近くになっています。
胃がんの早期発見と適切な治療には、定期的に受ける胃がん健診が有効です。胃がん検診には、胃部X線検査と、胃内視鏡検査があります。
胃部X線検査について
発泡剤を服用して胃を膨らませた上で造影剤を服用して胃壁に造影剤を貼り付かせ、X線を照射して胃の状態を撮影する画像検査です。胃全体の大きさ、形、粘膜の状態などを詳細に確認するために、指示に合わせて体の向きを検査中に変えていただきながら撮影します。精度の高い検査のために、ご協力ください。
ご注意
検査前日の夜21時までに夕食をすませ、当日は飲食をせずにご来院ください。
放射線を照射しますので、妊娠中、または妊娠している可能性のある方の検査はできません。
造影剤の服用では、体質やこれまでかかった病気などによってアレルギー反応を起こす可能性があります。また、造影剤が腸内で固まり、腸閉塞を起こす可能性もあります。リスクについて事前にご説明しますので、ご不明な点がありましたらお気軽にご質問ください。