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HPV(子宮頚がん)ワクチンについて

新着情報松前内科医院

こんにちは。松前内科医院です。

比較的若い世代の女性に発症しやすい子宮頸がんは、そのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で起こりますが、HPVの感染を防ぐ「HPVワクチン」の接種により、発症リスクを低くすることができます。

現在、定期接種として公費で受けられるHPVワクチンは2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)3種類があります。

9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)が、令和5(2023)年4月から公費で受けられるようになりました。

◎子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんの95%以上はHPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染が原因であることが分かっています。HPVは性経験のある女性であれば50%以上が一生に一度は感染するとされている一般的なウイルスです。通常はHPVに感染しても、異物を排除する免疫機能により排除されますが、自然に排除されずに数年から数十年に渡ってHPV感染が続くことで子宮頸がんになると考えられています。

HPVワクチンとは?

若い世代に増加している、子宮頸がんの原因である50~70%を占める16型、18型の2タイプのウイルス感染を防ぐ効果があり世界保健機関(WHO)が接種を推奨しています。

HPVワクチンはこれまでに世界で約5億回も接種されており、他のワクチンと比べて特別に重い副反応を起こしやすいわけではないことがわかっており、厚生労働省よりHPVワクチンの安全性が確認されています。

WHO(世界保健機関)も「HPVワクチンは極めて安全性が高い」としています。

▶HPVワクチンの定期接種・キャッチアップ接種対象者

定期接種  小学校6年生~高校1年生相当の女子

キャッチアップ接種  平成9年(1997/4/2)度生まれ~平成18年(2007/4/1)度生まれの女性

キャッチアップ接種:ワクチンを対象年齢の時に、打ちのがしてしまった方に対する期間限定の特別な措置です。

*キャッチアップ接種が公費で接種できるのは令和7年(2025年)3月末まで

定期接種、キャッチアップ接種の対象の方は、ぜひこの機会を逃さず無料での接種を受けて、若い世代や子育て世代に増えている子宮頸がんを予防しましょう‼

自費で行う場合(公費で受けられなくなった場合)

サーバリックス、ガーダシル→18,700円

シルガード9→27,830円

▶接種スケジュール

HPVワクチンの一般的な接種スケジュール(キャッチアップ接種)

◎松前内科でもHPVワクチンが接種可能です。お電話にて受け付けていますので、ご気軽にお電話(0586-81-7001)ください。

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